マグロ漁師の年収は超高額!?借金返済で定番のマグロ業の給料はいくらなのか

高すぎる年収に驚く男性

最近ではあまりテレビなどで見れらることがなくなったが、昔はマグロ漁船といえば「借金で首が回らなくなった人が乗せられる命がけの仕事」というイメージでした。

つまり

  • 過酷
  • 高収入
  • 危険

の3Kを兼ね備えた仕事ってことですね。

 

ただこれは私(おそらく世間も?)が持つイメージでしかなく、本当のところはどうなのか。

ちょっと気になったので調べまくってみました。

借金払えなくなったら本当に乗せられる?

湿気た海の中をカッパを着て働く漁師さん

日本には借金が払えなくなった人に対しての救済制度がありますよね。

自己破産です。

 

だから本当に借金が払えないからといって、そこまでのことを強いられるのか、結構疑わしくはあります。

しかし調べた結果、現実はそう甘くはなく事実マグロ漁船に乗せられるということもあるそうです。

 

力づくで乗せるということに関しては信用に足る情報は出てこなかったのですが、実際に乗った人の体験談だと

「マグロ漁船に1年乗って働いてきたら借金返済できるけど乗るか?」

と提案みたいな形でされるそうです。

 

借金が返済できる見込みもなく、毎日のように怖い人から電話や訪問があり、それが1年で解決できる。

そうなれば「やってみよう」という気持ちになることはあるでしょうね。

 

提案という形なら違法性はないのですが、万が一力づくでということになれば、もちろんそれは違法です。

マグロ漁の年収

莫大な給料

大きな借金が返済できるということは、マグロ漁はそれだけ年収が高いということですよね。

そこでマグロ漁の年収を調べてみたのですが、予想よりは多くないようです。

 

マグロ漁師(自営を除く)の年収:400~1000万円

 

普通のサラリーマンよりは多いかな?といったレベルですが、どうしてこれで借金返済できるのか。

それは遠洋漁業のマグロ船だからです。

 

遠洋漁業の場合1年のほとんどが海の上ということも珍しくないようで、コチラの場合には少なくても年収600万くらいだということ。

もちろん海の上では使うことは物理的に無理ですので、給料が丸々残るということになります。

 

確かにこれだと借金600万が1年で返済できますね。

恐るべしマグロ漁船。

命の危険もある!?マグロ漁船のリスク

船上からの波しぶき

マグロ漁船ではいくつもの危険が潜んでいるようです。

体一つで大きなお金を稼ごうと思うと、やはり危険に晒されるのはしょうがないのでしょうか。

海へ転落

特に遠洋漁業の場合、激しい荒波の上が仕事場にあります。

 

船もかなり揺れるようで、中には海に投げ出されてしまう人もいるのだとか。

その場合はもちろん必ず助かるといった保証はありません。

 

船上の人が落ちるほどの荒波の中、落ちてしまえば無事救助できる可能性の方が低いのではないでしょうか。

ザイル事故

マグロ漁は基本的に一本釣り漁を行うのですが、当然釣り糸はそれなりのものでないといけません。

使用されるものはザイルと呼ばれるロープで、これを機械で巻取り釣り上げるわけです。

 

ザイルはカバーなどで覆われてなく、むき出しの状態で高速で巻き取られているので、ザイルに間違えて触れてしまうと大事故になります。

指が触れると一瞬で切断されるほど危険なもので、腕や足を失う危険性もあるということです。

どうして借金返済にマグロ漁なのか

借金の原因になりがちなクレジットカード

マグロ漁をしても、思ったほど高給なわけではないし、リスクと照らし合わせると見合っているとは思えません。

それではどうして借金返済=マグロ漁船となるのでしょう。

 

その前に現実として、そのイメージは古いようです。

今では借金返済にマグロ漁が使われることはほとんどなく、理由としてはマグロ輸入の拡大によって賃金が安くなったからです。

昔はもっと稼げていたけど、今はそこまで稼げなくなっているということです。

 

しかしそれでも今なお借金返済のためにマグロ漁船を斡旋されるということはあるようです。

理由1.逃げることができない

借金取りとしては、借り手が逃げると借金を回収できなくなるのでそれを恐れます。

しかしマグロ漁船での遠洋漁業の場合、ずっと船の上で生活するため逃げることは不可能になります。

 

つまり貸し手としては逃げられる心配がなくなり非常に安心できるわけです。

理由2.使うことができない

『マグロ漁の年収』でも触れましたが、遠洋漁業をしている間は、どんな浪費家であってもお金を使うことができません。

お店がないのはもちろん、電波もないのでネットショッピングも不可能です。

給料は丸々銀行口座に残るということです。

 

つまり貸し手は取りっぱぐれることがないんです。

帰国後に請求したら「お金がありません」という可能性は0ですから。

まとめ

  • マグロ漁船は一般のイメージほど高収入ではない。
  • 昔ほどではないが、借金返済のためにマグロ漁船に乗るということはあり得る。
  • 仕事(職場)は非常にリスキー。
  • 借金取りとしては、これ以上ないくらい好都合な収入。

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