日差しの強い真夏に、ちょっと寄り道したカフェで飲むアイスコーヒーは格別ですよね。
しかしアイスコーヒーは美味しいだけではなく、夏バテにも効果があるのです。
そのメカニズムや、より夏バテに効果的な飲み方を知り、美味しく夏バテを予防しましょう。
夏バテの原因
人間の体が正常に機能する温度は36~37度なのですが、外気温が上昇すると体温も上がってしまいます。
そこで体温調節のために汗を掻くのですが、汗を掻く時にミネラルを消費してしまうのです。
また、暑さで胃腸のを崩しやすくします。
それにより健康を維持するための栄養素を吸収しにくくなり、夏バテ症状となってあらわれるのです。
コーヒーの原産国
コーヒーの原産国を見てみると、ブラジル、ベトナム、コロンビア、インドネシア、エチオピアなど、赤道付近の暑い国が並びます。
昔から暑い国では、コーヒーが日常的に嗜まれてきたのです。
現地の人たちは科学的根拠がなくとも、体でコーヒーがもたらしてくれる作用についてわかっていたのでしょう。
コーヒーが持つ2つの体温低下効果
2つの作用により、コーヒーには体温を下げる効果があります。
利尿作用と発汗作用です。
コーヒーの持つカフェインはかなり強力な利尿作用を持っています。
尿として熱を排出することで、体温低下に一役をかってくれます。
そして発汗作用は説明するまでもなく、体温低下のための人間が持つ機能です。
これを促すことによって、身体に負荷が掛かる前に体温を下げ、夏バテの予防に繋がります。
トリゴネリンは熱を加えることによってニコチン酸となるのですが、このニコチン酸は人体にはなくてはならないものなのです。
ニコチン酸は
・精神安定
・集中力・持続力の回復
・皮膚疾患の改善
・血行改善
・生理不順
・冷え性緩和
などに効果があるとされています。
コーヒーの効果的な飲み方
ホットの方が良い!?
アイスでもホットでもコーヒーの成分は変わらないため、どちらでも夏バテへの効果は同じです。
しかし厳密にいえばホットコーヒーの方がベターです。
アイスコーヒーの方が体を冷やしてくれて良さそうなのですが、キンキンに冷えたアイスコーヒーは胃腸を冷やしてその働きを弱めてしまいます。
暑いからとアイスコーヒーばかり飲んでいては、せっかくのコーヒーのメリットも打ち消してしまうことになるのです。
正しい飲み方
それではアイスコーヒーはダメなのかというと、そうではありません。
要は胃腸に大きな負荷をかけない飲み方をすれば良いのです。
具体的には、ゆっくり飲むということです。
喉の渇きを潤すかのようにぐびぐび飲むのではなく、口に広がるコーヒーの香りを楽しみながらゆっくりと飲むのです。
そうするだけでアイスコーヒーのデメリットはほとんどなくなります。
新鮮なコーヒーを飲む
コーヒーはアルカリ性という特徴を持ちます。
そのため空気に触れるとどんどん酸化していき、せっかくの栄養素も失われていきます。
コーヒーが苦手な人が嫌がる苦味は、この酸化が原因なのです。
新鮮なコーヒー豆を飲む直前に挽きコーヒーを淹れると、コーヒーの栄養素を多く摂取できることとなり、より効果的な夏バテ対策となります。
ご家庭で難しい場合にも、できるだけ空気と触れさせないということを心がけると良いでしょう。
まとめ
嗜好品として悪い部分ばかり取り上げられることの多いコーヒーですが、正しい飲み方をするだけで『夏バテ対策』の味方にもなってくれます。
この夏もアイスコーヒーを飲んで、美味しく、健康的に乗り切っていきましょう!
この記事のライターさん

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主にWEB内で生活している自営業者です。
実はらいつどの黒幕です。
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