蚊に刺されるとかゆいのはなぜ?痒みの原因と理由

指に止まった蚊

夏になるとどこにでも発生する蚊。

「血液を取られるのはいいけど、かゆくなるのだけは我慢できない!」
という人もいるのではないでしょうか。

なぜ蚊に刺されるとかゆくなるのか。

そのメカニズムを説明します。

かゆいのは麻酔の後遺症

蚊の唾液は血液を吸うために進化をしています。

具体的には蚊の唾液は次の2つの性質を持っています。

  • 血液凝固の抑制
  • 麻酔作用

そして蚊が人の血を吸う時、いきなり吸うのではなく、まず唾液を注入します。
そうすることでターゲット(人間)にバレにくく、スムーズに血を吸えるためです。

血を吸われた後に残った蚊の唾液は、皮膚の下でアレルギー反応を起こします。
その時の神経反応が”かゆい”というやつです。

実はかゆみの理由は、吸われているからではなく注入されているからなんです。

虫さされを掻くと悪化する理由

蚊に刺されて痒くなると、ついつい掻いてしまいたくなるもの。

しかしほとんどの人は
「掻いたらダメ!」
と、親などに言われたことがあるのではないでしょうか。

この”掻く”という行為、本当に事態を悪化させます。

痒くなるメカニズムからもわかるように、原因は皮膚に注入された蚊の唾液です。
それがあるからアレルギーを起こしているのです。

患部を掻くことによって唾液は周辺にも広がっていきます。

すると痒い部位は増え、赤く炎症を起こす範囲も大きなものになってしまいます。

虫刺されに不機嫌な女性

どうすればかゆくならないのか

まずは当然ですが刺されないようにするのが最善です。

水たまりがあるところは蚊の繁殖地なので、夏に無防備に近づくとすぐに刺されてしまいます。

刺された直後の対策

1.洗う

かゆくなるよりも早く石鹸でよく洗うことで、後々のかゆみがかなり抑えられます。

2.冷やす

氷や保冷剤を使ってすぐに冷やしましょう。アレルギー反応を抑制できます。

3.空気を遮断

絆創膏などのテープで空気を遮断し、空気に触れさせないことで、かゆくなることを緩和できます。

かゆくなった後の対策

1.市販薬を塗る

薬には大きく分けて、ステロイド剤系(炎症)と抗ヒスタミン剤系(かゆみ)があります。

刺された当日なら抗ヒスタミン剤、翌日以降ならステロイド剤を使うと良いでしょう。

2.塩を塗る

市販薬がない場合に試してみるとよいです。

市販薬ほどではないが、かゆみを抑える効果が期待できます。

まとめ

蚊は血を吸うために唾液を入れてくる。

かゆい原因は蚊の唾液。

 

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