【女心を掴む】何故か彼女にすぐフラれてしまう…そんな男性におすすめの恋愛小説

そもそもフィクションから学べることなんてあるの?

世の中には恋愛小説はおろか、小説自体に全く存在意義を感じない男性も少なくはないでしょう。

中には推理小説ならよく読むけど、純文学や恋愛小説などの❝抽象的で明確な結論というものがない作品❞には興味が湧かないという話もよく耳にします。

 

 

実際私に「物語なんぞ読んでる暇があったら実用書読んでスキルアップしたるわ!」なんて時期がありました(笑) 

恋愛の心理学についての書籍も数多くありますが、それはあくまでも「理論」であってとても実践的とは言えないのです。

 

そこで助け船を出してくれるのがまさに、女性の繊細な心の機微がリアルに描写されている「恋愛小説」なのです。

 

正直恋愛小説に「クサい台詞」「非現実的なシチュエーション」「ご都合主義」というイメージを抱いてしまっている方は大勢いると思います…

しかし!

その固定観念を覆すような、生々しい女性の心理を学べる「実践的」な作品は多数存在するのです。

 

女性の心理を楽しく学べるおすすめの恋愛小説

それでは比較的ハードルの低い短編集を一つ紹介します。

ふとした瞬間読み返したくなること間違いなし!

 

女生徒 / 太宰治

稀代の色男で有名な太宰治の短編集です。

女よりも女心を分かっているといっても過言では無いほど、彼の作品には「女性」という生き物の真の姿が描かれています。

 

「皮膚と心」という話では、女性がどれほど美醜にこだわる性分かがひしと伝わってくるでしょう。

 

嫁に行き遅れ「売れ残りのおたふく」と自嘲する女の元へ縁談が舞い込んできます。バツイチ・学歴なし・財産無しのお世辞にも魅力的とは言えない男でしたが、ある点においてとても秀でていました。それは「包容力」です。

 

彼は不器用で、決して自分に自信のある男ではありませんでした。むしろ彼女と同じように自分の身分や甲斐性の無さに引け目を感じています。だからこそ彼女にどんな態度を示し、どんな言葉をかけたら安心させることが出来るかを理解していたのです。彼はいつも自分の容姿について嘆いている彼女に余念のない様子でこう言いました。

 

「いい顔だと思うよ。俺は、好きだ。」

 

世辞や媚びなどを一切感じさせない真摯で純粋なこのひとこと。

 

万人が褒めるであろう綺麗な箇所を褒めることはもはや小学生にもできます。

 

もしあなたが相手にとって特別な存在になりたいのだとしたら、コンプレックスをも大きな心で包み込み、受け入れ、愛さなければなりません。

彼女自信がどうしても愛せない部分をあなたが愛してあげるのです。

 

その暁に、あなたは彼女にとって唯一無二の存在となることでしょう。

 

まとめ

今回はあくまで一例ですが世の中には恋の処方箋となる小説が溢れています。

この小説を皮切りに他の作品にも興味を持って貰えたら光栄です。

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