肩こりを感じた事がないなんて人も世の中にはいますが、どちらかといえば、肩こりで悩まされている人の方が圧倒的に多いことでしょう。
あなたは自分の肩こり、どのように解消していますか?
ここでは簡単に自分でできる肩こり解消法をご紹介します。
肩周辺を温める
パソコンやデスクワークなど、ずっと同じ姿勢で作業をしていると肩が凝りやすくなります。
このような場合、基本的に血行不良が原因なので首を温めるなどしての対処が必要です。
まずは、ホットタオルで首元や肩を温めて下さい。
ついでに目も温めるとより効果的ですよ。
できれば、凝ったら温めるという事後対策だけではなく、普段から首元や肩を露出したような服は避け、冷やさないようにしてみて下さい。
お風呂もできればシャワーでサッと済ませてしまうのではなく、湯船に入り体全体を温めるようにして下さい。
どうしてもシャワーのみというのであれば、シャワーで首元や肩を温めてあげて下さいね。
肩甲骨はがしストレッチ1
肩がこったらストレッチをしましょう。
ストレッチにもいろいろありますが、最近注目されているのが「肩甲骨はがしストレッチ」です。
座りながらでも立ちながらでも、どちらでも大丈夫ですよ。
【やり方】
まずは、肩を回して準備体操をします。
姿勢を正し、両肘を折り曲げて手の平はそれぞれの肩の上へ置きます。わきの下は閉めずに少し開けてくださいね。
その体制のまま前方に5回、後方に5回、両肩を回します。
次は腕の曲げ伸ばしを行います。
両肘は曲げたまま、わきの下もちょっと開いたまま、手の平は肩からはずしてパーの形で肘よりちょっと外側に。腕が肩よりも前方・後方にならないよう気を付けます。
体制が整ったら腕をグッと上に伸ばし、そしてまた元の体制に戻します。
体制は崩さず、次は左右に上体をひねります。
前屈みにならないように姿勢には気を付けて。無理をする必要はありませんが、ひねられる所まで上体を左右にひねっていきます。
「腕の上げ下げ&左右のひねり」を1セットとし、5セット行えば終了です。
肩甲骨はがしストレッチ2
肩甲骨はがしストレッチはもう1種類ありますのでご紹介します。
【やり方】
両腕を伸ばし、後ろ手に組みます。この時、しっかり胸を張り、前屈みにならないように気を付けてくださいね。後ろ手に組んだ腕を上に引き上げます(無理をしない範囲で行ってください)。引き上げた姿勢のまま、上体を左右にひねります。
「後ろ手を引き上げた状態で左右に1回ずつひねる」という動作を1セットとし、これを5セット行います。
できれば、肩甲骨はがしストレッチ1で紹介した運動とセットで行いましょう。
より効果が上がりますよ。
生活習慣の改善
肩こりには生活習慣が関係していることがよくあります。次のような生活習慣に心当たりがある方はご注意を!
意識して正すことで肩こりがグッと楽になることもありますよ。
- 猫背である
- 座るときは足を組んでいる
- 直立はせず、いつも左右どちらかに体重をかけて立っている
- 長時間同じ姿勢でいる
- 運動不足
- エアコンがついた部屋に常にいる
他にも肩こりの原因となる生活習慣はあります。
どんなに肩を揉んだり叩いたりと対処しても、根本から正さないと解決しない場合もあるので気を付けてましょう。
ツボ押し
ツボ押しをしましょう。肩こりに有効なツボをいくつかご紹介します。
風地(ふうち)
耳の後ろにあるツボです。
耳の後ろを触ると突起している骨があります。その骨の後方、髪の毛の生え際とが交差する辺りの窪みが風地となります。
左右両方の風地を親指の腹で押していきましょう。
肩こりだけでなく、頭痛や目の疲れにも効果的です。
第一頸項点(だいいちけいこうてん)
手の甲にあるツボです。
人差し指と中指の付け根、骨が交差する辺りにあります。押しながら探していくと分かりやすいですよ。
首こり、肩こりに効果的です。
第二頸項点(だいにけいこうてん)
こちらも手の甲にあるツボ。薬指と小指の付け根、骨が交差した部分にあります。
第一頸項点と同様に首こり、肩こりに有効なツボです。
第一・第二頸項点をセットで押せば、さらに効果的です。
後谿(こうけい)
手の甲でも手の平でもない小指の外側にあるツボです。
右利きの人の場合ではありますが、鉛筆で文字を書くときなどに汚れてしまう小指側の側面がありますよね。そこの小指の付け根部分に後谿があります。
肩こりだけでなく首筋や後頭部の痛みに効果的です。
これらツボはごく一部となります。
他にも肩こりに有効なツボはたくさんありますが、比較的自分で押しやすいツボをご紹介しました。指で少し強めに押していきましょう。
ペンやツボ押しなどを使って刺激していくのもいいですよ。
鎖骨マッサージ
肩や首筋を直接マッサージするのも効果的ですが、鎖骨周りのマッサージも肩こりに効果がありますので、ぜひ試してみて下さい。
【やり方】
親指以外の4本の指でマッサージを行います。4本の指は揃えて、鎖骨下のくぼみに押し当てます。特に中指には力を入れる様にして下さい。 指の位置はそのまま、押す力もそのままにし、肩を上下に10回動かします。 押す力はそのままですが、指の位置を少しずらします。そして肩を上下に10回動かします。 次は肩を回します。鎖骨下の指はそのまま、押す力もそのままで前方に10回、後方に10回回します。上記動作で1セットとし、3セット行います。
まとめ
肩こりがひどくなると頭痛や吐き気を伴うようになります。
これら解消法で、ひどくなる前にほぐしてくださいね。
あなたの肩こりが、少しでも早く楽になりますように。