右側の腰が痛い・・・そんな不思議な現象に悩んでいませんか?
その痛み、もしかしたら病気かも。
女性特有の病気である可能性もあるので油断してはいけません。
右だけの腰痛・・それは何故?
可能性のある病気をご紹介します。
目次
女性特有の病気
右だけの腰痛の場合、このような病気が考えられます。
女性特有の病気、主に子宮・卵巣からくる病気です。
【子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)】
子宮の筋肉から発生する良性腫瘍で、女性ホルモンが影響している病気です。
女性の4人に1人は発症するという婦人科系では最も多い病気で、基本的には「なりやすい体質」と「なりにくい体質」に分かれます。
腫瘍の大きさは大小、人それぞれ・・・良性ではあるものの腫瘍の大きさによっては腰が痛み、日常生活に支障をきたす恐れがあります。
右腰の痛みであれば、子宮の右側に子宮筋腫があると考えられます。
【子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)】
卵巣内にある子宮内膜は、妊娠しなければ月々、月経となって体外へ排出されていきます。
しかし、何らかの原因で腹膜・卵巣などの中に入り込んでしまうことが・・・これを子宮内膜症といいます。
右腰辺りに痛みを感じる場合、子宮内膜症が右側に発症している可能性があります。
【卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)】
良性と悪性の2つがあり、その殆どは良性といわれています。
良性の場合、「袋状のものの中に内容物が詰まっている」という形状のものが卵巣の中にできます。
内容物は様々あり、漿液性(しょうえきせい)嚢胞腺腫、粘液性嚢胞腺腫、皮様嚢腫、チョコレート嚢腫などといったタイプに分かれます。
中でもチョコレート脳腫は周りの臓器に癒着してできている傾向にあるため、右の腰の痛みであるならばチョコレート脳腫の可能性が高いでしょう。
他にも、「子宮頸管炎」「月経困難症」などといった病気が考えられます。
男女共に起こりうる病気
右腰に痛みを発症する病気は他にもあります。ここでは、女性だけでなく男性にも発症する病気をご紹介します。
【遊走腎(ゆうそうじん)】
腎臓が正常な位置よりも10cmほど下垂してしまう病気で、腎臓のある右側のみ(左側の腎臓の場合は左側)が痛くなる傾向にあります。
体脂肪の少ない痩せ型の人に多く見られる症状で、腎筋膜が弱いのが原因で起こります。
上体を起こした状態だと痛みは強くなりますが、寝るなど横になると痛みは軽減されるという特徴があります。
【椎間板ヘルニア(ついかんばんヘルニア)】
いわゆる背骨という部分は33個の骨が繋がって出来ています。
この骨と骨の間にはクッションの役割をした椎間板があり、骨と骨とがぶつかる衝撃を和らげています。
この椎間板が何らかの衝撃によって飛び出し、神経を圧迫することを椎間板ヘルニアといいます。
この病気になると腰全体が痛む傾向にあるのですが、椎間板が飛び出す方向によっては右側の腰だけが痛むことがあります。
【肝臓(かんぞう)・膵臓(ひぞう)の病気】
肝臓は右側が大きい臓器・・・背中側に位置しているので病気であると右側の腰に痛みを生じることがあります。
また、膵臓も背中側にある臓器なので腰の右側に痛みが出ることがあります。
【急性虫垂炎(盲腸)(きゅうせいちゅうすいえん(もうちょう))】
多くは右の下腹部に痛みを発する病気ですが、まれに腰の右側が痛むことがあります。
激しい痛みがある病気です。
そのままにしておくと腹膜炎を起こし、危険な状態になることもあるので気をつけてください。
ちなみに、左側の腰に痛みがある場合、胃や膀胱(ぼうこう)、脾臓(ひぞう)などの病気が考えられます。
病気かどうかの見分け方
女性の場合、生理痛でも腰が痛くなります。
多くは「また生理痛か・・・」で済ませてしまいがちですが、気をつけていないと病気を進行させてしまう恐れがあるので注意が必要です。
病気か病気でないかをチェックしてみましょう。
【どのようなときに痛むのか】
痛みの原因が「骨・筋肉など骨格」からくるものなのか、「内蔵」からくるものなのかで痛みが異なります。
骨格からくるものであれば、立ったり座ったりと何かしら動作を行うことで痛みが発生し、横になるなど何もしないでいると痛みは和らぎます。
それに対し、内蔵からくる何らかの病気である場合、何もしていなくても痛みは止まらず続く傾向にあります。
【腰痛以外の違和感の有無】
病気である場合、腰痛だけでなく他に何らかの症状が伴うことが多くみられます。
腰痛と共に、顔・足のむくみ、高熱や腹痛などの症状が出ているようなら何らかの内臓疾患と考えた方がいいでしょう。
女性の場合、生理痛が強くなったり、不正出血、生理不順などになる傾向があります。
体操で劇的改善?腰痛改善DVD
もしも以下に該当しない腰痛の場合でしたら、DVDを見ながら体操するだけで腰痛の悩みから開放されるかもしれません。
- 安静にしていても痛い。
- 痛くて寝返りすらうてない。
- 発熱、生理痛、血尿、体重減少、倦怠感など腰痛以外の症状がある。
- 体を前にかがめたり、腰を後ろに反らしても全く痛みが表れない。
これらに該当する場合は体操だけで改善する可能性は低いですが、当てはまらないのでしたら検討すべきDVDがあります。
それが「穴吹弘毅が教える腰痛改善DVD」。
1日3分の体操を続けることで手術を覚悟していた人ですら改善したという例が非常に多いこのDVD。
安いものではないですが、日々の苦痛とお別れできる可能性があるのなら、前向きに考えてみても良いのではないでしょうか。
穴吹弘毅が教える腰痛改善DVD最後に・・・
腰周りは内蔵の他、骨・神経・筋肉と様々なものにつながっている重要部位です。
そのため、右側だけ痛いとしてもスグにそれが何によるものかが分からない・・という傾向にあり、何とも厄介です。
女性は子宮があるので、ついつい生理のせいにしてしまうことも。
あまりにも強い痛み、または長引くようであれば我慢せずに、早めに医療機関を受診することをお薦めします。