疲れた時や気分が落ち込んだ時・・・甘い食べ物を口に入れると何とも幸せな気分になりますよね。
甘いものを摂取することは、精神面・体力面の両方に良い効果を与えてくれます。
ただ、摂り過ぎは危険・・・糖分は過剰摂取すると私達の体に悪影響を与えてしまうのです。
放置すれば、いずれ様々な病気になる可能性が・・・
あなたは大丈夫ですか?
こんな症状が出ていませんか?
低血糖
血糖値が低いことを低血糖といいます。
字面だけ見ると「糖分が足りない」ように感じますが、糖分過多でなることもありますので気を付けてください(糖分が足りないことが原因の場合もある)。
主な症状
- 疲労感
- イライラする
- 記憶力・思考力の低下
- 体が思うように動かない(やる気が出ない)
など。
他にも様々な症状があります。
中には失神してしまう人も・・・
乗り物を運転している時など、状況次第では危険となりますので注意してください。
対処法
基本的には糖分を控えなくてはいけないのですが、低血糖の症状が出た時に甘いものを摂取すると一時的に症状が改善されるともあります。
その時だけ・・・という意味では効果はありますが、根本的な解決にはなりませんので、これだけに頼ってはいけません。
普段から糖分の摂り過ぎに気をつけること。
そして、朝・昼・晩とバランスのいい食事を心がけるようにしましょう。
また、白米やラーメン・パンなどといった「炭水化物」の摂り過ぎも低血糖の原因となるので注意したいところです。
何でも「適量」が一番大切。取りすぎは体によくありません。
糖尿病
食べ物に含まれるブドウ糖が体内でエネルギー化される時、膵臓から分泌されるインスリンが必要となります。
このインスリンが分泌されなかったり、量が不足する状態が続くと、結果的に血液の中の血糖が高くなってしまう。
このような状態を糖尿病といいます。
国民病ともいわれ、肥満・内臓脂肪からくる恐い病気です。
主な症状
- 喉の渇き
- 疲労感
- 眠 気
- 手足のしびれ
など。
症状は人によって様々なのですが、糖尿病で一番恐いのは、これら症状というよりも「合併症」です。
合併症を引き起こすと人工透析が必要になることもありますし、失明してしまうこともあります。
対処法
糖尿病はなかなか自覚症状が出にくい病気・・・自覚症状が出たときには合併症などを引き起こしている可能性があります。
もし、違和感があるようならすぐに医療機関を受診して詳しい検査を受けてみてください。
食事療法が一般的で、特に糖分や脂質は摂り過ぎないよう気を付けなくてはいけません。
バランスのいい食事を心がけて下さい。
暴飲暴食は控え、適度な運動を習慣付けましょう。
カロリー計算などをして徹底した食事管理が必要なこともありますので、糖尿病の気があるのであれば、どの程度進行しているのかを把握して、それに沿った食事療法を行ってください。
うつ病
糖分とうつ病とは何ら関係性がなさそうですが、糖分の取りすぎによる低血糖が引き金となり、ホルモンバランスが崩れてうつ病に発展することがあります。
主な症状
- 意欲の低下
- 気分の激しい落ち込み
- 自責の念にかられる
- 食欲がない
- 倦怠感
など。
主に心理的な部分に支障をきたしますが、それが引き金となって体に様々な症状が出てくるようになることがあります。
対処法
まずは、甘いものを控えるよう心がけましょう。
低血糖が引き金となっているのであれば、「控える」というだけでも効果が出てきます。
ただ、原因が必ずしもそれだけとは限りません。
うつ病の場合、日々のストレスも関係していることが十分考えられます。
何でもいいので自分にとっての「リラックスできる時間」を作りましょう。
それがストレス解消につながり、うつ病の改善へと導きます。
肥 満
適量であれば役立つ糖分も、過剰に摂取すれば中性脂肪となって体に蓄積されていきます。
周知の事実ではありますが・・・甘いものを摂り過ぎれば「肥満」につながるので気をつけましょう。
肥満自体が病気ではありませんが、そこから様々な病気のリスクが出てきます。
主な症状
「体が太っている=肥満」というわけではありません。
体に蓄積された中性脂肪の量が多ければ、見た目が細くても肥満となります。
肥満は「高血圧・心臓病・糖尿病」などといった様々な生活習慣病の原因となるので気をつけてください。
対処法
まずは、自分の肥満度「BMI」をチェックしてみましょう。
BMIは、(体重(kg)/{身長(m)×身長(m)})から導き出せます。
日本肥満学会によると、胴回りが「男性85cm以上」「女性90cm以上」である場合「内蔵脂肪肥満型の可能性アリ」とされています。
肥満の主な原因は食べ過ぎと運動不足にあります。
生活習慣の改善が肥満改善につながりますので自分の生活を見直してみて下さい。
最後に・・・
ケーキ・チョコレート・アイス・クッキーなどなど、世の中には甘いものが溢れています。
案外盲点なのが菓子パンで、ついつい食事として摂取してしまうこともあるので注意したいところです。
糖分の取りすぎで起こる病気は他にも数多くあります。
例え「今は大丈夫」であったとしても、いずれその取りすぎが体を壊す原因ともなります。
大丈夫なうちに気を配っておきましょう。