バランスのいい食事をすれば背が伸びる!
なんて話もありますが、でも、実際に何を食べれば背は高くなるのでしょう?
高身長になるために効果的な食べ物をご紹介します。
目次
成長期に必要な栄養素
まずは、背を高くするために必要な栄養素について知りましょう。
身長を伸ばすために必要な栄養素は、主に「タンパク質・カルシウム・マグネシウム・亜鉛・ビタミンD」の5つになります。
身長を伸ばすためには、どれか1つというのでなく、バランスよくとることが重要なので偏らないよう気を付けつけて下さいね。
成長期には、とにかくたくさんの栄養が必要です。
身長を伸ばそうというのであれば、意識してそれぞれの栄養素の入った食品を積極的に摂って下さい。
身長を伸ばす食べ物とは
正直、「コレを食べれば必ず身長が高くなる!」というような、決定打となる食べ物は存在しません。
ただ、バランス良く食事を摂っていけば、身長を伸びやすい状況にもっていけますので、食事内容には気を配ってみて下さい。
そこで、それぞれの栄養素の代表格となる食材をご紹介します。
牛乳(カルシウム 200㏄中約220㎎)
よくいう「牛乳を飲めば背が伸びる」という話ですが、これ、嘘でもなければ本当でもない話。
カルシウムの働きは骨を強くすることなので、牛乳ばかり飲んでいても身長は高くなりません。
でも、身長を伸ばすためには強い骨を持っていないといけないので、カルシウムを摂って身長を伸ばすための土台作りをする必要があります。
牛乳はカルシウムを多く含む優秀な飲み物です。
豚ヒレ肉(タンパク質 100g中約22.8mg)
実際には牛ヒレ肉や牛もも肉等の方が100g中のタンパク質は高いのですが、安価で手軽に食べられるタンパク質という意味でもお薦めなのが豚ヒレ肉です。
とはいっても、お肉なら全般的にタンパク質高めなのでどれでも大丈夫です。
タンパク質は骨・筋肉の形成に重要な働きを持っていますので、身長を伸ばすためにもしっかり摂って下さいね。
ゴマ(マグネシウム 100g中約360mg)
ナッツ類はマグネシウムを多く含みます。
ダントツに多いのはひまわりの種ではあるのですが、食事などに取り入れやすいとなるとゴマがいいでしょう。
マグネシウムは骨を強くする働きがあるのですが、カルシウムとのバランスが大切になります。
カルシウムばかりとってマグネシウムが足りないと返って骨が弱くなる傾向にあるので気を付けてください。
牡蠣(亜鉛 100g中13.2mg)
亜鉛は骨の発達に直接関係のある重要な成分で、タンパク質と結びつくことで身長を伸びやすい状況へと導きます。
実際、高身長の人と低身長の人の体内亜鉛量を比べると、高身長の人の方の亜鉛量が高いというデータがあるのです。
牡蠣の亜鉛含有量はダントツ1位!ではあるのですが、さすがに毎日摂るというわけにもいきません。
牡蠣にまでは及ばないものの、チーズや納豆にも亜鉛が含まれていますので積極的に摂って下さい。
しらす干し(ビタミンD 100g中46mg)
ビタミンDが不足すると骨の成長障害「くる病」になる可能性が高くなります。
摂り過ぎもよくないのですが、ビタミンDは骨の成長に重要な役割を果たしている成分です。
ダントツに多く含まれているのは「あんこう」なのですが、あまり一般的ではないので、しらす干しをお薦めします。
くどいようですが、あくまでもバランスが大切です。1つの食材、1つの食材に頼らないように気を付けましょう。
効果的な食事方法
身長を伸ばすためには成長ホルモンの働きも重要となってきます。
この成長ホルモンを促すためには、「空腹状態の時に食事をする」という食事の摂り方が最適なのです。
空腹状態のお腹の中には、成長ホルモンを促す「グレリン」という成分が分泌されていて、食事をして胃の中に食べ物が入るとグレリンが刺激されて成長ホルモンを分泌させてくれます。
ですから、身長を伸ばしたいのであれば、ぜひ空腹状態の時に食事をして下さい。
アイスやケーキ、間食ばかりしていると、なかなか空腹状態はやってきません。
タイミングを失うこととなるので間食には気を付けてください。
運動も取り入れよう
食べ物だけで身長を伸ばそうと思ってはいけませんよ!
例えば、筋肉を鍛えるには筋トレ等運動だったりしますよね。
それは骨も一緒で、しっかり運動して使ってあげないと伸びることができません。
過激な運動は必要ありませんが、食事と共に身長が伸びるよう運動で刺激してあげて下さい。
効果的な運動としては、
- バスケット
- バレーボール
などといった、ジャンプが入った運動です。
もちろん、それ以外でも大丈夫。
なわとびでもトランポリンでもジャンプが入っている運動であれば可能性は高いですよ。
定期的に運動することで骨が伸びやすくなってくれます。
まとめ
身長が伸びるということは、ただ単に骨が伸びればいいというわけではありません。骨の質、それらを取り巻く筋肉や血管等の成長も必要です。
そのためには、食べるということだけでなく「運動する」、そして「眠る」ことも必要となってきます。
それらがバランスよく組み合わさることで身長は伸びやすくなります。
中学・高校は当たり前、大学生になったって社会人になったって、まだまだ身長が伸びる可能性はあります。
ぜひ、試してくださいね。