「乾燥肌でかゆい・・・」
そんなとき、あなたはどのような対策をとっていますか?
かゆいってとってもツラい症状・・・でも、かゆいからといって掻きむしる行為は、肌にダメージを与えるので極力避けたいところです。
さて、では、かゆいときはどうすれば?
そこで登場するのがかゆみ止め!
でも、かゆみ止めと一言でいっても、いろいろタイプがあるのです。
そのかゆみを止めるには、自分に合ったかゆみ止めを見つけることが大切ですよ。
目次
タイプ別でみる「かゆみ止め」のメリットデメリット
かゆみ止めには、主に「ローション・クリーム・飲み薬・塗り薬」の4種類のタイプがあります。
まずは、それぞれの特性について見ていきましょう。
ローションタイプ
水状のローションは、伸びがいいので塗り心地よいのが特徴。
頭のてっぺんから足の先まで全身に使うことができます。
ただ、水状ゆえに蒸発しやすいというデメリットが・・・乾燥がひどいなど、乾燥の程度によっては何度も塗り直さないと保湿効果を維持できないこともあります。
クリームタイプ
かゆみ止めとして、昔から一番人気のあるのがクリームタイプ。
ローション同様に全身に使うことができますよ。
メリットとしては、ローションよりも保湿力が高い(蒸発しやすい)ので、ちょっとしたかゆみ~ある程度のしつこいかゆみにまで効果を発揮してくれます。
ただ、下記に紹介します塗り薬と比べると保湿力は低くなるのがデメリット・・。
塗り薬(軟膏)タイプ
肌に浸透して保湿するのではなく、患部を覆って肌自体の水分を留めておくというタイプのものになります。
入浴後(肌に水分がある状態)などのタイミングで使用することより効果を引き出すことができます。
ただ、タイミングを間違い、カサカサした状態の肌に直接塗っても効果は出ないので注意してください。
飲み薬タイプ
主にアレルギーによるかゆみ止めとしてよく使われます。
いくつかタイプがありますが、乾燥肌に直結した飲み薬は残念ながら存在しません。
それでも使用するというのであれば、肌トラブルの改善が期待できるビタミン類が含まれているものがオススメです。
乾燥肌で使いたい際は、成分に気をつけて選んでください。
また、飲み薬は塗るタイプのかゆみ止めと違って「眠気」「肥満」などの副作用が出ることもあるので注意が必要です。
かゆみに有効な成分とは?
ここでは、かゆみ止めの成分について見ていきましょう。
塗り薬を選ぶ際に役立ちます。
尿素
皮膚を柔らかくするという効果が期待できます。
保湿はもちろん、肌に体積する水分もキープしてくれます。
セラミド
保湿効果とともに、細胞と細胞の間を埋め、紫外線など外部刺激をシャットアウトしてくれる効果を期待できます。
特に敏感肌の人にオススメの成分です。
抗ヒスタミン剤
保湿とともにかゆみを抑える効果を期待できます。
アレルギー症状などにも有効で、しつこいかゆみに効果的です。
ビタミンE
家事など水仕事で荒れがちならこの成分。
血行促進と新陳代謝を高めてくれます。
ヘバリン類似物質
粉をふいたような乾燥肌の方にオススメの成分。
高い保湿力とともに皮膚の炎症を鎮めてくれます。
どれも効果は高いですが、尿素は刺激が強い傾向にあるので、掻きむしった後など傷がある状態の肌に使うとヒリヒリすることがあります。
乾燥肌のかゆみ止め、どう選ぶ?
ローション・クリーム・飲み薬・塗り薬・・実際、この中からどれを選べばいいのでしょうか?
それには、自分の症状とそれぞれの特性を合致させる必要があります。
タイプ別・使用例
肌への水分補給という意味では、ローション・クリームの2タイプがオススメです。
乾燥防止を目的とした毎日のケアや、かゆみがあっても症状が軽いのであれば、このタイプでも十分対応可能となります。
ローションやクリームでダメな場合・保湿だけでは改善しない場合は、かゆみ止め成分の入った塗り薬を使用してください。
かゆみがひどいようでしたら、かゆみ止めと保湿の両効果があるものがオススメですよ。
飲み薬に関しては、乾燥肌の場合はあまり使用をオススメできません。
どうしても・・・という場合は、副作用のリスクのこともありますので、病院に相談するようにした方がいいでしょう。
かゆみの原因を知ろう
かゆみには様々な原因があります。
乾燥によるものだろう・・・なんて思っていたら、実はアレルギーだったなどという事例は少なからずあるものです。
アトピー性皮膚炎をはじめ、食物アレルギー・花粉症などでも肌にかゆみが生じるものがあります。
自己判断は非常に危険な場合もありますので、かゆみがひどかったり、なかなか治らない、または悪化するなど症状に改善がみられない場合は、自分で何とかしようとは考えず早めに医療機関を受診するようにしてください。
まとめ
乾燥肌を治さないことには、いつまで経ってもかゆいまま・・・
乾燥肌は食生活など生活習慣を見直すことでも予防することができますので、今一度自分の生活を見直してみる必要もあるでしょう。
それでも、かゆい場合は我慢せずにかゆみ止めを使用してくださいね。
ただ、かゆみ止めは、「自分に合ったものを選ぶ」というのがとっても大切です。
しっかり見極めて買うようにしましょう。