ディズニーランドのテロ対策は?意外に知られていない安全のための手法

パレード中のミッキーマウス

大勢の人が訪れるディズニーランド。

楽しい時を過ごすためにも安全管理は必要です。

 

ディズニーランド側で行われているテロ対策にはどのようなものがあるのでしょうか?

ディズニーランドでのテロ対策

テロリスト壊滅作戦の軍隊

夢の国ディズニーランド。

このような楽しい場所でも危険は付き物で、一人一人の心がけで楽しい時を過ごすこともできますが、テロリストなどによるテロ犯罪も起きないとはいえない場所でもあります。

そのため、ディズニーランドなどの大きな施設でのテロ対策はとても重要です。

 

ディズニーランドには禁止事項にあたる行為があるということを、ご存知でしたでしょうか?

細かな禁止事項もあるので全部を挙げることはできませんが、主にテロ対策と思われる禁止事項を挙げてみると、

  • 無線機の使用禁止
  • 缶ジュース・瓶ジュースの持ち込み
  • おもちゃの銃(武器とみなされるもの)の持ち込み
     (パーク内での販売も禁止された)
  • 大人のコスプレ
  • 入口での手荷物検査

と、このようなものがあります。

 

缶ジュース・瓶ジュースの持ち込みがバレた場合は、紙コップに移させられるとのこと。

また、スターウォーズなど人気のあるグッズであれど武器とみなされるグッズは、武器なのかオモチャなのかの判断が難しい場合もあるので販売・持ち込みが全面的に禁止となっているようです。

コスプレに関しては14歳以下ならOKで、15歳以上は大人とし禁止。怪しい人物との明確な見分けができるよう禁止としています。

ハロウィン期間の仮装について

ハロウィンのかぼちゃ

大人はハロウィン期間であれば仮装をすることができます。

とはいってもいくつかルールがあります。

 

ディズニーランドは9月9日(月)~10月31日(木)(2016年の場合)ハロウィン期間とし、その間は大人も仮装(コスプレ)をすることができます。

 

仮装には2種類、

  • 全身仮装
  • 部分仮装

とがあり、全身仮装はハロウィン期間の最初の1週間と最後の1週間と期間が決められています。

それ以外の期間は部分仮装のみとなります。

 

仮装自体にもルールがあります。

  • 仮装はディズニーキャラクターのみ(他キャラクターは仮装できない)
  • 顔が判別できる仮装のみで、判別できない仮装はNG
  • 長い棒、おもちゃの銃など危険物とみなされる持ち込みはNG
  • 露出度の高い衣装・引きずるほど長い衣装・全身タイツなどはNG

全身仮装したまま入場することはできないというルールもあり、また、パーク内での着替えも禁止。

着替えをする場所が別で設けられているのでそこで着替えをするようになります。
(ホテル宿泊の人はホテルで着替えられることができるところもある)

 

テロ防止とまでの明確な意図があるわけではありませんが、仮装により危険な行為がないようハロウィン期間はこのようなルールが定められています。

手荷物検査について

虫眼鏡でチェックする人

パーク内に入る前に行われる検査として手荷物検査があります。

ひと昔前はなかったのですが、いつの頃からか始まりました。

混雑がひどい・ひどくないに関わらず必ず行われているこの検査、なぜ始まったのでしょうか?

 

この手荷物検査は2001年からと比較的最近始まったもので、主にテロ対策(その他軽犯罪を予防する意味もある)として行われています。

始まったのは2001年に起こった同時多発テロが原因です。

 

アメリカで起こったテロでしたので、アメリカのディズニーでは対策を強化、厳しく手荷物検査が行われています。

それに反して、日本のディズニーランドでの手荷物検査はかなり緩めです。

日本のディズニーランドによる手荷物検査

東京ディズニーランドの手荷物検査は1人1人バッグ単位で行われています。

バッグの中を事細かに見るというよりも、持ち主がバッグを開けてちょっと中身を見せればOKという簡単のものです。

ただ、検査をしているキャストさんによっては厳しくチェックされる可能性があるようです。

 

通常バッグの中をパッと見ただけで終わるチェックも、厳しめのキャストさんであれば、

  • バッグ内に手を入れて底まで検査
  • バッグの中に入っているポーチなどについても中身をチェック

などと比較的きっちりみられることがあります。

テロ対策として行われた手荷物検査ではありますが、日本ではこのように緩い傾向にあるのが現状です。

 

当然、テロ対策としはかなり緩いものではあるのですが、これにも犯罪抑止効果があるのです。

「バッグの中身を見せる」という行為そのものが実は抑止効果につながっていて、あやしい人物を特定するのに役立ちます。

 

基本、あやしい人物というのは不自然な行動にでるもの。

このような検査があることによりそこを避けようとし不自然な行動をとることが考えられるのです。

また、犯罪行為を行うであろうということに対してバレることを恐れ、入園するのを諦める可能性も出てきます。

検査時に特に危険物がバッグ内に見当たらなくても、そこで何となく不審であるならパーク内のキャストと連絡を取り合い入園後もマークすることもできます。

 

「ディズニーランドがテロの標的となるだろう」なんて普段は考えることもないですよね。

パーク内の人たちは皆楽しそうに過ごしています。

一見、緩いと思われる検査ではあるものの、ディズニーランド側はお客様全員の安全を考え行われていますので、面倒と思われる手荷物検査・ルールに対して、私たちお客側もしっかり協力していきたいものです。

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