アロマでニキビ対策を!~ニキビに良い精油の紹介や化粧水のレシピ~

鏡を覗き込んで肌の調子を心配する女性

鏡を見たら、いつの間にかニキビが出来ていた!
なんて事があった人は、たくさんおられるかと思います。

若しくは、ニキビが繰り返しできてずっと悩んでいるなど、ニキビの悩みは人それぞれあるでしょう。

市販の化粧水や塗り薬を使っているけど、効果がないという声を耳にする事もあります。

 

そんなニキビで悩んでいるあなたに、今回はニキビに効くという口コミがよく見られる、アロマテラピーでのニキビ対策をご紹介したいと思います。

アロマテラピーがニキビに効くとは?

アロマオイルと瓶

アロマテラピーで使用するのは、植物の良い香りがする精油

リラックス効果を期待される事が多いですが、実はお肌のケアにも一役買ってくれるのです。

ニキビができる理由

まず、なぜニキビができるのでしょうか?

大きな原因は、毛穴の詰まりです。

 

それでは一体何が毛穴に詰まるのでしょうか?

それは主に以下のものになります。

  • 皮脂
  • 洗い流せなかった洗顔の成分や、化粧品の成分
  • 古い表皮の細胞

これらが毛穴に詰まり、アクネ菌が増殖してしまい、炎症が起きてしまうのです。

元々体質的に皮脂の分泌が多い人は注意が必要ですね。

 

これ以外にもニキビに繋がる原因があり、生活リズムが不規則だったり、睡眠不足の人、ストレスが溜まっている人などはニキビができやすくなってしまいます。

こういった方はホルモンのバランスが乱れる為、ターンオーバー(古い表皮から新しい表皮へ生まれ変わる事)が上手く行えず、古い表皮の細胞が毛穴を塞いでしまい、ニキビに繋がるのです。

なぜアロマテラピーはニキビに良いのか

ニキビができる原因を見ていきましたが、では、そのニキビになぜアロマテラピーが効果的といわれているのでしょうか?

その理由は、皮膚への作用、香りの作用にあります。

皮膚への作用

精油の成分には、

  • ニキビの炎症に効果のある抗炎症作用
  • アクネ菌を殺菌してくれる抗菌作用
  • 皮脂の分泌過多を抑えてくれる皮脂分泌調整作用
  • 毛穴を引き締める収れん作用

など、ニキビの対策に良い働きをする成分を含む精油が多くあります。

 

また、精油は脂溶性(脂に溶けやすい)である為、皮脂と混ざりやすい上、とても小さな分子構造をしている為、皮膚の奥の真皮まで浸透していく事ができるのです。

香りの作用

精油の香りは鼻から入り、大脳辺縁系へ伝わり、そしてホルモン調整や自律神経をコントロールしている視床下部へと伝わります。

ここで、ホルモンのバランスを整えたり、副交感神経を優位にさせ自律神経のバランスを整え、ストレスを軽減させてくれます。

 

ちなみに副交感神経とは、リラックスしている時や休憩している時、眠っている時に働いている神経で、副交感神経が優位になる事でストレスが減るという事ですね。

ニキビに効果的な精油

棚に並べられたアロマオイルや化粧品の瓶

ニキビ対策には、どんな精油を選んだら良いのでしょうか?

ラベンダー

殺菌作用があり、アクネ菌に効果的です。

抗炎症作用もあるので、赤く炎症を起こしたニキビにも最適です。

また、優れた鎮静作用があり、リラックスさせてストレスを軽減させてくれます。

フランキンセンス

殺菌作用、抗炎症作用に加え、皮膚細胞促進作用があるのでニキビ跡、シミ、シワにも効果を発揮します。

ティートリー

強い殺菌作用、消毒作用があり、アクネ菌に効果があります。

香りにはリフレッシュ効果もあり、ストレスにも効果的です。

ゼラニウム

殺菌作用、皮脂分泌調整作用があり、肌の調子を整えてくれます。

収れん作用があり、毛穴を引き締めてくれます。

香りには、精神を安定させる作用があります。

ローズマリー

強い殺菌作用、収れん作用があります。

脂性肌、毛穴の引き締めに効果を発揮します。

サンダルウッド

強い殺菌作用、消毒作用があります。

深いリラックス効果がある香りです。

ユーカリ

強い殺菌作用、抗炎症作用があります。

爽やかな香りでスッキリとした気持ちにさせてくれます。

サイプレス

強い殺菌作用、消毒作用、収れん作用があります。

脂性肌に効果を発揮し、ホルモンバランスも整えてくれる香りです。

アロマでニキビ対策!

ほっぺに手を当て微笑む薄着女性

ニキビ肌に効果的な精油は、こんなにたくさんあるんですね。

それでは、そんな精油を使った、ニキビ肌に良い化粧水のレシピをご紹介しましょう。

アロマで作る化粧水のレシピ

【ニキビ肌に】

ラベンダー・・・3滴
ティートリー・・・3滴

精製水・・・20ml
無水エタノール・・・5ml
グリセリン・・・5ml

 

作り方は、

  1. ビーカーに、無水エタノール、グリセリン、精油を入れてよく混ぜます。
  2. そのビーカーの中に、精製水を入れてよく混ぜます。
  3. 出来上がったものを保存容器に移し替えて、「何を作ったか(この場合は化粧水)、日付、入れた材料、精油の名前」を書いたラベルシールを貼ります。

【大人ニキビにも】

ティートリー・・・7滴
ラベンダー・・・3滴

精製水・・・45ml
無水エタノール5ml

 

作り方は上記と同じです。

しつこい大人ニキビには、ティートリーの強い殺菌作用を多めに欲しいですね。

【シンプルに】

ラベンダー・・・5~10滴

精製水・・・45ml
グリセリン・・・5ml

作り方は上記と同じです。

初めて手作りのアロマ化粧水を使う時には、オススメです。
また、少ししっとり感が欲しい時にもオススメです。

 

化粧水の保存容器は、遮光性のあるビンの入れ物がオススメです。

作った化粧水は、冷暗所に保存し(夏場は冷蔵庫など)、2~3週間を目安に使い切って下さい。

使用上の注意

原液では使用しない

精油は、植物の有効成分を高い濃度で含んでいるので、原液での使用は控えて下さい。

ただ、ラベンダーとティートリーに関しては、皮膚に優しく、安全性が高い精油なので、直接つけても問題はないといわれています。

その場合は、綿棒やコットンに1~2滴垂らし、患部に塗って下さい。

 

問題はないといっても、肌に合う、合わないは個人差があるので、異常が出たら使用は控えて下さい。

パッチテスト

精油を使用する時は、必ずパッチテストを行ってからにして下さい。

キャリアオイルで1%以下に希釈(薄める)し、肘の内側に塗布し、異常がないか24時間様子を見て下さい。

異常が出たら、すぐに大量の水で洗い流して下さい。

光毒性

紫外線に当たると、炎症を起こしてしまう作用(光毒性)を含んでいる精油があり、主に柑橘系に多い作用です。

 

使用する精油に、光毒性があるかどうかを事前にチェックするようにして下さい。

使用した場合は、12時間以上は紫外線に当たらないようにして下さい。

まとめ

ニキビは、思春期から大人まで、男性から女性まで、幅広い方々が抱える悩みの一つです。

 

肌には個人差があり、どのような方法を用いても人によって効果がある・ない様々です。

だからこそ、それぞれが自分の悩みに合わせたものが作れる、アロマのニキビ対策は効果的といわれているんですね。

 

使用上の注意に気を付けながら、自分にピッタリのニキビ対策を行って下さいね。

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