犬の下痢・嘔吐の原因とは?~症状と対処について~

負傷した犬のぬいぐるみ

飼っている犬が、突然下痢や嘔吐をして驚いた経験はありませんか?

その様子を見た時には、とても心配になりますよね。

実は犬は、何か体調不良があると比較的、下痢・嘔吐として症状が出てくる場合が多いのです。

逆に下痢・嘔吐を観察し、原因をを見つけることができれば、大きな病気を未然に防ぐことが可能になることも多々あります。

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下痢・嘔吐の4大原因

診察してチェックをつける医者

犬が下痢や嘔吐をしてしまう時の代表的な原因は以下の通り。

すでに下痢・嘔吐の症状が出てしまっている場合、どれかに当てはまっていないか振り返ってみましょう。

ストレス

犬は、意外にストレスに対し敏感な生き物です。

例えば、動物病院、ペットサロン、ペットホテル、旅行に行く、引っ越しをするといった環境の変化に大きなストレスを感じます。

他には、運動不足や飼い主にかまってもらえない時など、欲求不足な状態にもストレスを感じます。

食事

エサやおやつのやりすぎは、消化不良を起こしてしまうので禁物です。

また犬はエサを早食いする傾向があり、それも消化不良に繋がります。なので、数回に分けて少しずつ与えたり、お湯で少しふやかしたり、販売されている早食い予防グッズを使ったりなどして予防していきましょう。

他には、腐ったものや犬の体に悪いものを食べた可能性もあります。

例えば、玉ねぎなどのネギ類、チョコレート、ぶどう等は犬にとっては毒になります。

もし食べてしまった時は、下痢・嘔吐だけで治まるものではないので、素早く動物病院に連れて行って下さい。

また散歩中に拾い食いの癖のある子は、外には毒のある植物や生物、他の犬の糞、ポイ捨てされたタバコなど危険なものが多くあるので、何も食べないよう気を付けて見ていて下さい。

感染症

細菌やウイルスに感染すると、消化器官に影響が出ます。

胃や腸が炎症を起こし下痢・嘔吐などの症状になります。

ウイルスには、犬パルボウイルス感染症犬ジステンバーウイルス感染症コロナウイルス感染症などがあり、細菌は大腸菌サルモネラ菌などがあります。

寄生虫

寄生虫にも多くの種類があり、回虫、鉤虫、鞭虫、瓜実条虫やジアルジア症などの寄生虫感染によっても下痢・嘔吐の症状が出ます。

嘔吐には見分け方がある?

虫眼鏡を覗き込むサングラスの子供

実は「嘔吐」と一口に言っても、吐き出し方によってその種類は3つあるのです。

嘔吐

まず嘔吐ですが、これは、ある程度吐いたものが消化されている事、下を向いて吐く事が特徴です。

つまり、食べたものが胃や小腸まで行き、少し消化されていたが胃腸に何らかの異常が起き、強制的に逆流させ、胃の中のものを出させるという流れになります。

嘔吐の場合、主に胃や腸に原因がある可能性が高く、他には腎臓、肝臓にもトラブルが起きているのかもしれません。

吐き出し

吐き出しは、吐いたものが消化されていない事、前に飛ばすように吐く事が特徴です。

これは、食べたものが胃や腸までは行かず、消化されずに口から逆流し吐き出されたからです。なので、吐いたものを犬がまた食べようとする事があります。

吐き出しの場合、口腔、咽頭、食道に主な原因があります。

嚥下困難

吐き出しと一見似ているようにみえますが、嚥下困難は飲み込むという早い段階で困難が生じており、食べたものをうまく飲み込めないという状態です。

こちらも、原因は吐き出しと同じ口腔や食道にあります。

子犬や老犬に多く見られる症状でもあります。

下痢・嘔吐したもので症状を知ろう

下痢・嘔吐したものは、犬の体内の異常を教えてくれる大切なサインです。

出来る限り、どんなものが出ているか把握してあげましょう。

下痢の場合

色が黄色

胆汁が便に混ざってこの色になった恐れがあり、消化吸収が上手く行われていない可能性があります。

色が緑色

腸内の環境が悪くなっています。悪玉菌が増えており、腸内が酸性寄りになっています。

また、パルボウイルス腸炎の恐れもあります。

色が黒色

真っ黒、どす黒い時は、タール便と呼ばれ、血が混ざっている状態です。

胃や小腸で出血している可能性があります。

色が赤色(血)

血便と呼ばれています。肛門辺りの出血か、胃腸炎や大腸炎の可能性があります。また、感染症や寄生虫がいる可能性もあります。

稀にビーフジャーキーの食べ過ぎで赤くなる事もあります。

嘔吐の場合

色が黄色

胆汁を吐いている場合が多く、黄色い泡の様な事が多いです。

胃が空っぽの状態が長く続くとこの症状が出ます。

色が茶色

未消化のドッグフードを吐いたか、もしくは古くなった血が混ざったものを吐いている可能性があり、胃腸炎などの疑いがあります。

色が赤色

胃炎や胃潰瘍の恐れがあり、肺などの呼吸器官からの出血も考えられます。

どんな処置を行ったら良いのか

救急セット

下痢の場合

下痢の時は水分を出してしまうので、脱水症状には気を付けて下さい。

背中の皮膚を引っ張り、元に戻るのが遅かったら脱水症状を起こしている恐れがあります。

脱水症状が疑われる場合には十分に新鮮な水を与えるようにし、半日~1日は絶食をして胃腸を休ませるようにして下さい。

下痢が2日以上など、長く続くようでしたら動物病院へ連れて行ってあげましょう。

嘔吐の場合

こちらもまず半日~1日は絶食、水は半日ほどは与えないで様子を見て下さい。

嘔吐がないようでしたら、消化の良いものから少しずつ食べさせて下さい。

下痢同様、長く続くようでしたら動物病院で診てもらって下さい。

最後に

犬は様々な原因で下痢、嘔吐をするようですね。

飼い主さんは慌てずに、どんなものを出したか、いつ症状が出たか、どれ位続いているか、その後の犬の様子はどうかなどをチェックしてあげて下さいね。

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